『天気痛』は予防できる?今注目されるマグネシウムの効果。

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雨やくもりの日など、どんよりした空模様の日はなんだか不調に感じる…。

頭痛がしたり、めまいがしたり。

活発に動くことができないし、メンタルも落ちてしまう。

そんな方も多いのではないでしょうか?

それは天気の変化に影響されて起こる「天気痛」かもしれません。

天気痛とは

天気痛(てんきつう)とは、気象の変化によって引き起こされる身体の不快な症状のこと。

一般的には気圧の変動や湿度の変化、気温の急激な変化などが原因とされています。

天気痛の症状は頭痛や関節の痛み、だるさ、めまい、不眠などさまざま。

X(旧Twitter)では天気痛予報なども発信されているほど、症状に悩まされる人は多い傾向です。

<天気痛に“警戒”>
週の始まりとなる今日15日(月)は、低気圧や前線の影響で全国的に気圧の変動が大きくなる見込みです。… pic.twitter.com/y4VBvwdlaw

— ウェザーニュース (@wni_jp) January 15, 2024



しかし、科学的には天気痛については十分な裏付けがされておらず、個人差も大きいため、一般的な症状として確定されているわけではありません。

実際、私自身はかなり、雨の日には体調を崩しやすく、ロキソニンを服用しないと動けないほどの頭痛を感じますが、夫は何の症状もないので中々理解を得られません。

この個人差は何が原因なのか、調べてみました。

天気痛を引き起こす原因

天気痛を起こす原因については、科学的に完全には解明されていませんが、一般的には次の気象条件の変化が関係していると考えられています。

  • 気圧の変動:気圧が下がると、体内の気体(空気)が膨張し、それが血管や神経を圧迫する可能性があります。これにより頭痛や関節痛などの症状が現れると考えられています。

  • 気温の変化:気温が上がると血管が拡張し、下がると血管が収縮します。急激な気温の変化に体が適応できずに不調を感じることがあります。

  • 湿度の変化:湿度が高いと汗の蒸発が阻害され、体温調節が難しくなります。これにより体調を崩すことがあります。

以上の中でも、最も天気痛のおもな原因とされているのは『気圧』

気圧とは空気の重さです。

空気の軽い低気圧では、身体への圧力が弱く、空気の重い高気圧では身体への圧力が高まります。

これらの変化を耳奥にある内耳がキャッチし脳に情報を伝達。

脳に情報が伝わると、ホルモンバランスや自律神経のなかの交感神経が過剰に反応し、その結果として天気痛が引き起こされると考えられています。

しかし、これらの反応は個々の体質や状態によりますので、全ての人が同じ症状を体験するわけではありません。

天気痛の主な症状

私が長年悩まされている天気痛の主な症状は『肩こり』『頭痛』ですが、他にも以下の症状を訴える人が多いようです。

  • 肩こり
  • 首こり
  • 腰痛
  • 眠気
  • めまい
  • 体がだるい
  • 耳鳴り
  • イライラする
  • やる気が起きない

気圧の変化が自立神経を乱しあらゆる不調をきたすとされている天気痛。

しかし、もともと自律神経が乱れていると天気痛の症状は更に悪化するともいわれています。

では自律神経とはどういったことが原因で乱れるのでしょうか?

自律神経を乱す生活例

自律神経を乱す生活の例は以下の通りです。

  • ストレス: 長期間のストレスや過度なストレスは、自律神経のバランスを乱す可能性があります。
    忙しい生活や心理的な負担が持続すると、交感神経が優位になり、副交感神経の働きが抑制されます。
  • 睡眠不足: 不規則な睡眠や十分な睡眠を取らないことは、自律神経のバランスに影響を与えることがあります。
    睡眠不足は交感神経を刺激する傾向があります。
  • 不健康な食生活: 栄養バランスの偏った食事や過剰なカフェインやアルコールの摂取は、自律神経の調整機能に悪影響を与える可能性があります。
  • 過度な運動: 過度な運動や過度の身体的負荷は、交感神経を活発にし、副交感神経の働きを抑制することがあります。

以上のような不規則な生活リズムが自律神経に悪影響を与える要因であると言われています。

自律神経を調えることが天気痛予防のカギ

天気痛を予防するには、自律神経を整えることが最重要な方法。

以下は自律神経を調える方法の一部です。

  1. 深呼吸やリラックス法: 深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラックス法を取り入れることで、副交感神経を活性化させることができます。ゆっくりと深い呼吸をすることで、リラックス状態に入り、自律神経のバランスを整えることができます。
  2. 心身をリラックスさせる活動: 趣味や興味のある活動に時間を割くことでストレスを軽減し、副交感神経の働きを促進することができます。音楽を聴く、読書する、散歩するなど、心身をリラックスさせる活動を取り入れましょう。
    夜は38~40℃程度の熱すぎず心地よく感じる温度で入浴することがおすすめです。
  3. 健康的な食生活: 栄養バランスの取れた食事を摂ることで、自律神経の調整機能をサポートすることができます。野菜や果物、健康的な脂肪、良質なタンパク質を含む食品を適切な量で摂取しましょう。
  4. 適度な運動: 適度な運動は、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。有酸素運動やストレッチなどの軽い運動を定期的に行うことで、交感神経と副交感神経の調和を促進します。
  5. 睡眠の質を改善する: 充分な睡眠を取ることは、自律神経のバランスを整えるために重要です。規則正しい睡眠習慣を作り、快適な睡眠環境を整えることで、十分な休息を取ることができます。睡眠時間が確保できないなら、せめて睡眠の質を見直しましょう。
    寝る1時間くらい前から明かりを落とす、パソコンやスマホの画面を見ない、刺激や興奮をもたらすものは避けるなどの工夫が大切です。

これらの方法は一般的な自律神経の整え方ですが、個人によって異なる効果や好みがあります。

自分に合った方法を見つけるために、試行錯誤しながら取り組んでみることをおすすめです。

また以下の耳マッサージも天気痛改善に推奨されています。

<天気痛軽減に「くるくる耳マッサージ」>
今日15日(水)11時に東北地方で梅雨入りし、これからの雨の季節は頭痛やめまいなどの体調不良を伴う気象病「天気痛」が起こりやすくなります。頭痛やめまいなどの体調不良を感じたら、簡単にできる耳マッサージなども効果的です。https://t.co/5F05P6YwC7 pic.twitter.com/WPzth3iwe0

— ウェザーニュース (@wni_jp) June 15, 2022

頭痛や肩こりが酷いので、マッサージに通うこともあるのですが、マッサージ師の方にも耳マッサージはかなりオススメされました。

思ったより強い力でびっくりしたのですが、施術が終わった後は首筋まで身体がポカポカしていてスッと頭が軽くなりました。

個人差はあるかと思いますが、個人的には即効性がありましたのでお悩みの方は是非お試しください。

天気痛改善に食事でアプローチ

自律神経を整えるためには食事も大切です。

天気痛を防ぐためにとりたい栄養素は以下の通り。

ビタミンB身体の代謝を促し脳や神経を正常に保つ。
自律神経を調え痛みを和らげる作用も。
豚肉、枝豆、うなぎなど
亜鉛身体の機能だけでなく心を安定させ、イライラやストレスを軽減する。油揚げ、豆腐、きなこなど
マグネシウム身体の機能だけでなく心を安定させ、イライラやストレスを軽減する。牡蠣、ゴマ、アーモンドなど
鉄分
(+ビタミンC)
貧血状態は天気痛を引き起こしやすいので鉄分は重要。また鉄分の吸収を助けるビタミンCを一緒摂ることが効果的。レバー、ほうれん草、あさりなど 

この中でも最近特に注目されているのがマグネシウムなのだとか。

一体なぜなのでしょうか?

マグネシウムの摂取が注目される理由

マグネシウムは、私たちの体にとって重要なミネラルの一つですが、ストレスが過剰にかかる現代ではマグネシウム摂取量そのものが不足傾向であると指摘されています。

以下はマグネシウムの主な効果と効能の一部です。

  1. 筋肉のリラクゼーション: マグネシウムは、筋肉の収縮と緩和を調節する役割を果たします。適切なマグネシウム摂取により、筋肉のリラクゼーションや痙攣の軽減に寄与するとされています。
  2. 神経機能の調整: マグネシウムは、神経系の正常な機能を維持するために必要な役割を果たします。これにより、ストレスの緩和や睡眠の質の改善に関与するとされています。
  3. 骨の健康: マグネシウムは、カルシウムやビタミンDと共に、骨の形成や健康維持に関与します。適切なマグネシウム摂取は、骨密度の維持に寄与すると言われています。
  4. 心血管健康: マグネシウムは、心臓の正常なリズムを維持する役割を果たすことが知られています。また、血圧の調整にも関与することがあります。
  5. 不安やうつの緩和: マグネシウムは、神経伝達物質のバランスを調整することにより、不安やうつの緩和に寄与すると言われています。

私たちにとって様々な生命活動をサポートしてくれているミネラル成分であるマグネシウム。

日常的な疲労状態から精神的な健康を脅かす恐れも懸念されているため、天気痛を引き起こさないためにも、常日頃のマグネシウム摂取が重要とされているのだとか。

マグネシウムは成人で1日300mg摂取が推奨されています。

食事やサプリメントから補う経口も摂取重要ですが、マグネシウムの吸収率に関しては経皮吸収がより高いといわれています。

経口摂取では、マグネシウムは主に小腸で吸収され、腎臓で排泄されてしまいますが、経皮吸収は胃や腸を介さずに直接皮膚からマグネシウムが吸収されるため、より効率的な吸収が期待されるからです。

ただし、具体的な吸収率の差については明確には述べられていません。

経皮吸収も効果や効能に個人差があります。

皮膚の吸収性やマグネシウムの形態によっても異なる場合がありますので、十分な摂取量や使用方法に関しては医師や専門家の指導を受けることが重要です。

また、アレルギーや皮膚の敏感な方は注意が必要です。自己判断せず、専門家の助言を仰いでください。

まとめ

学生時代に経皮吸収は経口吸収に劣るとエステの先生に習いました。

経皮吸収を目的とするエステの施術方法の授業中だったので、随分正直な先生だなという印象もあり知識のアップデートをしないままでした。

学生時代なんて20年近く前になるんだから情報が変化するのなんて当たり前ですよね…20年か~(そっちのほうがショックを受けました)

今回、各栄養素には最適な摂取方法があり、吸収効率が変わるため、栄養に対する効果を最大限に引き出すためには、適切な摂取方法を選ぶことが重要ということが勉強できました。

まずはマグネシウム配合のマッサージクリームを試してみたいと思います。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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