『瞑想』とは、心を静めて意識を内側に向け、自己の精神状態を深く理解したり、心の平和や覚醒状態を追求したりする行為のこと。
瞑想の目的や手法は多岐にわたりますが、共通しているのは心の静寂、現在の瞬間への集中、そして自己認識の増加です。
いくつかの瞑想法では、呼吸に焦点を当てたり、特定のマントラ(繰り返す言葉やフレーズ)を唱えたり、特定の視覚的イメージに集中したりします。
瞑想は
- ストレスの軽減
- 集中力の向上
- 意思決定能力の強化
- 自己認識の向上
- 創造性とイノベーション
など、多くの心身の利益をもたらすと一般的に考えられています。
(ただし、その効果は個々の瞑想法や個々の実践者によります。)
ストレスを軽減し、リラックスをすることで感情の安定を保ち、物事に集中することができる。
そして安定した感情と向上した集中力により、明確な思考が可能になります。
これは、複雑な問題や重要な判断を要する場面で、より良い意思決定をする助けになります。
また、瞑想は自身の内面を深く探求する時間。
自己認識が高まることで、自己改善のための洞察や、自分自身の強みや弱みを理解することができます。
そしてありのままの自分が欲している事や、自分自身の現状を知ることで新しいアイデアや、革新的な解決策を生み出せるということです。
その他には、不眠の解消、睡眠の質の向上 ・うつ病や不安の緩和などもあるそう。
瞑想をすると脳が変わる🧠
— ゴウスケ | 内的世界の案内人 (@gosukeuno) September 23, 2023
<瞑想の効果>
・集中力、生産性の向上
・不眠の解消、睡眠の質の向上
・うつ病や不安の緩和
・ストレスの軽減
・リラックス
これらは瞑想の効果の一部ですが、なぜこういう効果があるかというと、実は瞑想をすると「脳が変わる」からなんです。… pic.twitter.com/ignU5B2Vuc
こんなに有益なことばかりの『瞑想』
しかし、私にはできなーい!!!!
もうね…勿体なくて。時間が。
5分から15分、じっとなんてしてられません。
その間に家事を済ませたい。
まして、自己肯定感ド底辺な私が内なる自分を…何もない空虚な自分を見つめるなんてしたら…病み過ぎて瞑想空間から還ってこれなくなります。
ザッカー〇ーグもジョブ〇も実践してるなんて言われても…成功者達は時間にもお金にも余裕があって、自己管理能力や自己肯定感が高いから自分自身に向き合えるのよとしか思えない…。
つまりは『瞑想』したから成功したんじゃなく、成功者だから『瞑想』できるのでは?と考えてしまうのです。(だからお前はいつまでもダメなんだと言われそうですが…。)
しかし、身体と心に多くの利益をもたらすという『瞑想』
自分自身に向きあうということは避けたとしても、頭の中を整理してみるというのは体験してみたい…ということで、他に方法はないのかなと調べてみました。
瞑想の種類について調べてみた
調べてみると、瞑想は大きくわけて『動的瞑想』と『静的瞑想』の2種類に分類されるそうです。
動的瞑想は、身体を動かしながら行う瞑想の方法です。
たとえば、オショの動的瞑想は、跳ねたり、叫んだり、踊ったりすることで、体のエネルギーを解放し、心の深いリラクゼーションを得ることを目指します。
動的な活動を通じて、精神的な静けさや内面への洞察を深めるのが特徴です。
睡眠改善の為に実践されている方もいらっしゃるようです。
寒い夜におすすめしたいのは「ストレッチ×瞑想」
— ゆき|睡眠改善で豊かな人生をつくる (@_yuki_suimin) January 18, 2024
寒さで首肩が縮こまりやすいと、呼吸も浅くなる。寝る前にしっかり筋肉をほぐす、呼吸を深めることで体のリラックス度が高まる。
①肩回しで胸を広げる
②お腹を動かすように深呼吸
手軽なケアで睡眠の質を上げていこう!
一方、静的瞑想は、身体を静止させ、心の動きを観察することで内面の平和を追求する瞑想法です。
座禅やトランスセンデンタル・メディテーション(TM)などがこれに該当します。
この方法では、落ち着いた座位や横たわった姿勢で、呼吸やマントラ、あるいは特定の視覚的イメージに集中することが一般的です。
瞑想には数多くの種類があり、文化や宗教的背景、目的によって様々な方法が存在します。以下に、いくつかの有名な瞑想方法を紹介します。
- マインドフルネス瞑想:
- 現在の瞬間に意識を集中させる瞑想で、呼吸や感覚、思考、感情などに注意を向けます。
- 集中瞑想:
- 特定の対象(マントラや視覚的イメージ、炎など)に集中することで心を静める瞑想です。
- トランスセンデンタル瞑想 (TM):
- マントラを黙唱し、心を落ち着けることで意識の深い層にアクセスする瞑想法です。
- 動的瞑想:
- オショが提唱した瞑想法で、身体を動かしながらエネルギーを解放し、内面を探求します。
- 愛慈悲瞑想(メタ瞑想):
- 愛や慈悲の感情を育みながら、他者や自分自身へのポジティブな感情を拡大していく瞑想です。
- ゼン瞑想(座禅):
- 禅宗に基づく瞑想で、姿勢を正して静かに座り、心の動きを観察する方法です。
- ヨガ瞑想:
- ヨガのポーズと呼吸法を組み合わせながら、心身の統合と内面の静けさを追求する瞑想です。
- チャクラ瞑想:
- 体内のエネルギーセンターであるチャクラに集中し、それぞれのチャクラを浄化・活性化していく瞑想法です。
- ヴィパッサナ瞑想:
- 自分自身を客観的に観察し、物事の本質を見抜くことを目指す瞑想です。
これらはほんの一例であり、他にも多様な瞑想法が世界中に存在するとのことです。
どちらの瞑想も、心と体のバランスを整え、ストレスを減らし、自己認識を高めることを目的としていますが、そのアプローチにおいて異なる道を歩みます。
自分の性格や好み、そして目的に合わせて選ぶことが大切ということですね。
今回、私は静的瞑想が苦手なのだなということを知ることができましたので、動的瞑想の中で何か私が実践できるものはないかなと更に調べてみました。
大好きなハンドメイドの中から見つけた私ができる瞑想法
3年前に出産してからというもの、自分の為に使う時間がほとんど無くなってしまった私が、睡眠時間を削ってでも17年間続けていることが『モノ作り』、いわゆるハンドメイドです。
このハンドメイドの時間が、『私なりの瞑想』に繋がるのではないのかなと考えました。
普段私が専門的に作っているのは『レジンアクセサリー』です。
しかし、レジンアクセサリーはエポキシ樹脂やポリエステル樹脂を硬化して作るアクセサリーです。
硬化してしまうとやり直しが聞かないので、配色やパーツの配置などにとても神経を使います。
よって『瞑想』には不向きと判断致しました。
次に取り組んだのは『かぎ編み』
かぎ編みとは、編み物の一種で、特殊な針「かぎ針」を使用して糸を絡めていく手法のことを指します。
編み目の数を数えたり、パターンを正しく理解するなど、編み物全般に言えることですが、集中力と丁寧さが求められます。
しかし、間違えれば糸をほどけばいいだけなので、レジンより気楽に取り組め、瞑想にも向いているかもしれません。
ただ、私にとってのハンドメイドは趣味兼内職。
需要が少ないアイテム生産で時間を浪費していくのは、正直更なるストレスが…。
といことで更に自分にあったハンドメイド瞑想なるものを追及しました。
ふと気づいたら2時間没頭して何も考えていなかったビーズ刺繍
1月中旬。
登録しているハンドメイド作品販売サイトの『minne』から販売個数に関する報告通知がありました。
これまでイベント、委託、blog、minne、base、オーダーなどで販売をしてきたので、販売総数が200を超えました。
私が運営しているshop-naoでは、1点物しか売らないというコンセプトを掲げているので、単純に200以上のデザインを作り、送り出してきたことになります。
何の取り柄も特技もない私がよく続けてこられたなと少し感動したとともに、販売した200以上のアクセサリーが繋いでくれた100に近いご縁に感謝しています。
そして、より一層shop-naoを大切にしていきたい、その為にも新たなことにどんどんチャレンジしていこうと思いました。
そこでこれまで続けてきたレジンに、何か他のハンドメイド技法を組み合わせていくことが更なる発見になるのではないか、またただ単純に楽しいのでは無いかなという考えに至りました。
例えば『レジン×オーブン陶土』や『レジン×つまみ細工』などです。
そして最初に取り組んだのが『レジン×刺繍』でした。
カボション部分をレジンで作ってみたり、縫ったビーズの補強としてレジンコーティングしたり。
まだまだ実験的な段階なのですが、これが本当に面白い!!タイトルにあるように沼ってしまっています。
当初は2か月ごとに色んなハンドメイドにチャレンジする予定でしたが、沼りすぎて辞められません(笑)
何も考えずにチクチク縫っている時間が2時間を超えた日もあるほど…。
そして『あ…これが動的瞑想なんだな』と後から気づきました。
ちゃんと瞑想効果は得られているの?
どうなんでしょう?←
これは完全に個人の感想でしかないのですが…
チクチク縫っている間、何も考えていない状態が続きます。
いつも頭の中で、『アレしなきゃ、コレしなきゃ』と家事・育児で頭がいっぱいの私にとってかなりの脳の休息になっていると思われますし、心も落ち着かせてくれてると思います。
完全なリラックス状態です。
そして出来上がっていく作品がキラキラしていて可愛い(自画自賛というよりは自分が可愛いと思えるものしか売れません)
SNSに写真をupしたら、ありがたいことにお褒めの言葉をいただくことができ、セロトニンは大量分泌していることでしょう。
また、刺繍はパッと始められて、パッと止められるのが育児中の私にとっては本当に大きいところ。
作業時間は息子が起床する前の2時間ほどなのですが、どのタイミングで起きてくるかわからないし
寝起きはすこぶる機嫌が悪いイヤイヤ期様なので、朝目覚めたら作業を即中断し、かまってあげられるのは両者ともにノーストレスです。
レジンだと準備や後始末に時間がかかったり、編み物は途中でやめると編み目がわからなくなりますからね。
今の私にはかなりあっているのだと実感しています。
まとめ
今回私が体験した『瞑想』×『ハンドメイド』は瞑想の種類の中では、『今』この時に意識を集中させるマインドフルネス瞑想に分類されるのだと思います。
これまでの私は、頭の中を常に雑多な思考で支配されがちで、考えても仕方ない未来への不安に頭がいっぱいになることもしばしば…。
しかし刺繍という1つの反復作業に集中することで、頭も心も休められています。
何より自然とスマホやテレビ、ネットから離れることができ、デジタルデトックスも実践も可。
肩こりとは闘っていくことになりますけどね…。
興味のある方は是非トライしてみてください。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。