レンコンは、見た目や食感がユニークな根菜。
蓮の地下茎が肥大化したものです。
穴が開いているので「先を見通しやすい」と古くから縁起物に使われてきました。
おせち料理にも欠かせない食材ですよね。
いまそんなレンコンの栄養価や健康効果、美容効果が注目されています。
この記事では、驚くべきレンコンの健康効果と美容効果についてご紹介します。
レンコンの栄養価と健康効果
レンコンには以下のような様々な栄養素が豊富に含まれています。
- 食物繊維:レンコンは食物繊維が豊富であり、消化を助けたり便通を促進する効果があります。
- ビタミンC:レンコンにはビタミンCが含まれています。ビタミンCは免疫機能をサポートし、抗酸化作用もあります。
- ビタミンB6:レンコンにはビタミンB6も含まれています。ビタミンB6はエネルギー代謝や神経伝達物質の合成に関与します。
- カリウム:レンコンにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは体液のバランスを調整し、筋肉や神経の正常な機能をサポートします。
- マンガン:レンコンにはマンガンも含まれています。マンガンは骨の形成や抗酸化作用に関与します。
レンコンの免疫力向上への貢献
レンコンに含まれるビタミンCは、免疫力を向上させる効果があります。
でんぷん質に守られているので、加熱調理による損失が少ないというのも大きなメリットです。
免疫機能の強化は、風邪や他の病気への抵抗力を高めるため重要な役割を果たします。
100グラム中に含まれるビタミンcの含有量はミカンより多いとのこと!
レンコンを積極的に摂取することで、免疫システムをサポートしましょう。
レンコンの美肌効果
レンコンには、美容に役立つ成分が含まれています。主な成分としては以下のものがあります。
- 高い食物繊維含有量: レンコンは食物繊維が豊富です。食物繊維は腸内環境を整え、便通を改善する助けになります。
- ビタミンC: レンコンにはビタミンCが含まれており、抗酸化作用を持ちます。この作用は、肌の健康を保つのに役立ちます。
- ポリフェノール: レンコンにはポリフェノールも含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用があります。これらの作用は皮膚の老化を防ぎ、健康的な肌を保つのに役立ちます。
- ミネラル: レンコンは、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルを含んでいます。これらのミネラルは、肌の保湿や弾力性を促進するのに役立ちます。
レンコンの消化促進と腸内環境への良影響
レンコンには豊富な食物繊維が含まれています。
100グラム中に含まれる量で比較するとバナナの約2倍の食物繊維量なのだとか!
食物繊維は腸内の善玉菌の増殖を促し、腸内環境を整え、便通改善にも効果的です。
便通がスムーズであることは、体内に蓄積された毒素や老廃物を排出する重要な過程であり、美容にも影響を与えます。
また整腸作用だけではなく、脂質、糖、ナトリウムなどを身体の外に排出する働きがあるとのこと。
肥満や生活習慣病の予防にも役立つということがわかっています。
【マクロビ式】レンコン料理レシピ
レンコンは多様な料理に活用できます。
ここでは、簡単で美味しいマクロビ式のレンコンのレシピをご紹介します。
ぜひ試してみてください。
れんこんのすりおろしスープ
【材料:2人分】
- レンコン…100g
- 酢水
- 水…500ml
- 酢…大さじ1
- 出し汁…400ml
- 料理酒…小さじ2
- 薄口しょうゆ…小さじ2 (濃い口でも可)
- 塩…ひとつまみ
- すりおろし生姜 …小さじ1/2
- 小ねぎ…お好みで
レンコンは皮を剥き、酢水を入れたボウルに5分程さらし水気を切り、すりおろす。
鍋に出し汁とすりおろしたレンコンを入れ中火で熱し沸騰してきたら弱火にし、5分程アクを取り、混ぜながら煮る
全体にとろみがついてきたら、味付けの材料を入れ弱火でひと煮立ちさせ、火から下ろす。
お椀に盛り付け、すりおろし生姜、小ねぎを乗せて完成。
このすりおろしスープに焼いたお餅を入れたら凄く美味しいんです!
火を通したものは、胃もたれや食欲不振のときに摂取すると消化を助け、弱った胃に効果があるのだそう。
いろんな調理方法で美味しく摂取してくださいね。
まとめ
レンコンは美容と健康に優れた効果を持つ食材です。
食物繊維や栄養素の豊富さが健康促進に寄与し、美肌にも良い影響を与えます。
かつては、世界三大美女として名高い楊貴妃にも蓮茶を愛飲されていたとのこと。
蓮茶は別名、美人茶とも呼ばれむくみ改善や血液をさらさらにする効果がありますので
料理が面倒という方はお茶として毎日摂取するのもいいかもしれませんね。
レンコンを料理に取り入れ、その魅力を存分に活かしましょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。