先日、道の駅で以前から気になっていた『紅麹』を使用したお味噌を購入しました。
今回購入したのは高見味噌店さんの『美作の味噌 麦仕立て 紅麹』です。
紅麹は日本の伝統的な食品であり、健康への効果が今最も注目されています。
今回は、紅麹の効能と健康への影響について以下で詳しくご紹介します。
紅麹とは?今注目されている理由
日本では、沖縄の伝統料理『豆腐よう』なんかがよく知られていますよね。
「紅麹」とは、蒸した米に紅麹菌(ベニコウジカビ/Monascus属カビ)を混ぜて、発酵させた米麹の1種です。
紅麹は、鮮やかな赤い色をしていることから、天然の食品着色料としても利用され、調味料や食品などに幅広く使われています。
自然由来の成分への需要が高まっているためとも考えられます。
紅麹は、自然由来の赤い色素である「モノアスピリン酸」を含んでいます。
現代社会では、化学合成された添加物や着色料への不安が広がっており、自然由来の成分への需要が増加しています。
紅麹の色素成分が自然由来であることから、その需要に応える食品として注目を浴びています。
現在の『発酵食ブーム』も影響がありそうですよね。コロナ渦において『丁寧な暮らし』が注目され日本の食文化や伝統に対する関心も今注目されている要因の1つと考えられます。
紅麹のもつ健康効果
血圧管理への効果
紅麹には、特に「モノアミン酸化酵素阻害物質(MAOI)」と呼ばれる成分が含まれています。
これにより、血圧を下げる効果が期待されます。
紅麹を摂取することで、高血圧の予防や改善が期待できます。
コレステロール管理への効果
モノアスピリン酸は、コレステロール合成に関与する酵素を阻害し、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減少させる効果があります。
そのため、紅麹の摂取は、コレステロール管理に役立つ可能性があります。
抗酸化作用
紅麹には、多くの抗酸化物質が含まれています。
これらの物質は、体内の活性酸素を除去し、細胞の酸化ストレスを軽減する役割を果たします。
抗酸化作用により、紅麹は老化の予防や免疫力アップにも貢献します。
消化促進効果
紅麹には、消化酵素を活性化させる成分が含まれています。
そのため、紅麹を摂取することで胃腸の消化機能をサポートし、食物の吸収を促進する効果が期待できます。
紅麹を摂取する際の注意点
食品安全委員会のホームページには以下の注意文がありました。
発酵中にかび毒シトリニンが生成される場合がある。シトリニンは突然変異を引き起こし、腎臓及び胎児に有害な影響をもたらす可能性がある。
食品安全委員会
妊産婦や授乳中の方、乳児や幼児、未成年の方は摂取を避けた方がいいと言えるでしょう。
欧州では紅麹で発酵させた米に由来するサプリメントの摂取が原因と疑われる健康被害が報告され摂取において注意喚起が行われています。
スイスでは紅麹を成分とする製品は、食品としても薬品としても売買は違法となるほど。
紅麹の摂取に関する具体的な注意点や適切な摂取量については、医師や薬剤師、栄養士などの専門家の指導を仰ぐことをおすすめします。
自身の健康状態や薬の服用状況に合わせて最適な摂取量を判断するため、専門家のアドバイスは重要です。
食べてみた感想とまとめ
購入した紅麹味噌でお味噌汁をつくりました。
見た目としては、お味噌の中に赤い粒のようなものが混じっています。
本来なら紅麹には独特な臭いや渋み、苦みがあるそうですが一切感じることはなくすっきりとした印象でした。
普段つかっているお味噌と比べると少し甘みが少ないかなといった感じですが、少量でしっかり味が出るほどのコクが感じられるので減塩生活にはもってこいの商品だなと感じました。
美味しく健康に良いものを手軽に摂れるなら今後も使用していきたいなと思います。
紅麹は、血圧の管理、コレステロールの改善、抗酸化作用、消化促進など、健康へのさまざまな効果が期待されています。
ただし、個人の体質や健康状態によっては適切な摂取量や注意点が存在するため、専門家に相談することが重要です。
紅麹を上手に活用して、健康な生活を送りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。