春の訪れと共に: マクロビオティックで迎える新生活

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春は新しい生命が息吹き、身体にも新鮮なエネルギーを取り入れたい季節。

マクロビオティックは季節の変化に合わせた食生活を大切にするため、春の旬の食材を取り入れることが推奨されます。

旬の食材は、その時期に最も栄養が高く、自然の恵みがギュッと詰まっていて何より美味しいですよね。

以下は春に旬を迎える野菜の一例です。

  1. アスパラガス
  2. 春菊
  3. たけのこ
  4. 新玉ねぎ
  5. わらび
  6. ふきのとう
  7. 菜の花
  8. 春キャベツ
  9. スナップえんどう
  10. ルッコラ
  11. 新じゃがいも
  12. いちご(果物ですが、春の代表的な収穫物です)

前回の投稿で、新玉ねぎやいちごについて書かせていただいたので是非そちらもご覧ください。

「春」と聞くと、何か新しいことに挑戦したくなったり、お出かけしたくなったり、気持ちがワクワクしてくるシーズンですよね?

しかし、春は、進学、進級、お引越しなどの新生活がスタートし、環境の変化に伴いストレスが蓄積しやすい時期でもあります

これらのストレスや疲労の蓄積が肝臓への大きな負担へと繋がることをご存じでしょうか?

以下で詳しく説明します。

陰陽五行でみる春の臓器『肝臓』

陰陽五行とは、陰陽説と五行説という2つの考え方を合体させたものです。

この世のあらゆる事象や現象は「陰」、「陽」の二つの相反する要素と、「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の五つの基本的な要素(五行)に分けられ、これらが相互に作用し合いながら変化し発展していくと考えかたです。

以上の説明を聞くと、何だか危ない宗教観…スピ系…と嫌煙する人もいるかもしれません。

私も勉強していく中で『これはヤバい人』という人に出会うのも事実(笑)

しかし、知識の1つとしては面白いし、食材の味や性質を生かした料理に挑戦して、美味しい食べ物で健康に生きていきたいという想いもあり、あらゆる方向から勉強しています。

なので嫌煙せず軽い気持ちで読んでくださいね。

まずは『陰陽』から簡単にご説明させてください。

『陰』は陰影、静か、冷たいなどを、

『陽』は明るい、活動的、暖かいなどを象徴します。

これらは一方が他方なしでは存在できないとされ、相互依存の関係にあります。

マクロビオティックでは、食材や調理法、食べる量などをにも、陰陽があり、それらをバランス良く組み合わせた『中庸』の状態を目指すことを目的とします。

次に『五行』について。

「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の五行は、自然現象や人間社会を形成する基本的な要素を表しています。

これらは相生・相克の関係にあり、一つの要素が他の要素を生み出す(相生)一方で、他の要素を制御または破壊する(相克)と考えられています。

  1. 相生: 一つの要素が他の要素を生み出す。
    (例)「木」は「火」を生み(木が燃えて火となる)、火は「土」を生み(火が消えて灰=土となる)
  2. 相克:一つの要素が他の要素を制御または破壊する。
    (例)「水」は「火」を克つ(水が火を消す)、「木」は「土」を克つ(木が土から栄養を吸い上げる)

私と同じオタク気質の方にはゲームやアニメなどで馴染みがあるかもしれませんね。

以上のように自然世界の法則やリズムを理解し、人間の行動や思考、健康状態などを調和の取れた状態に保つための指針として用いられてきた陰陽五行説では、特定の季節と臓器も関連付けられています。

陰陽五行説から見る臓器との関連性を以下にまとめてみました。

  1. 木:春 – 肝臓(陽)、胆嚢(陰)
  2. 火:夏 – 心臓(陽)、小腸(陰)、三焦(陽)、心包(陰)
  3. 土:季節の変わり目(春と夏、夏と秋、秋と冬、冬と春) – 脾臓(陽)、胃(陰)
  4. 金:秋 – 肺(陽)、大腸(陰)
  5. 水:冬 – 腎臓(陽)、膀胱(陰)

これらの関連性は、各季節に特定の臓器が活性化し、その機能が強化されるという考え方を示しています。

例えば、春は肝臓と胆嚢の機能が最も活発になるとされ、この時期にはこれらの臓器を助ける食事や活動をすることが推奨されるということです。

肝臓は人間の体の中で非常に重要な臓器で、200以上の生体機能に関与しています。

主な役割は以下の通りです。

  1. 解毒:肝臓は体内に取り込まれた毒素や薬物を無害化または排出可能な形に変換します。
  2. 栄養分の代謝と貯蔵:肝臓は食物から摂取した栄養分を代謝し、必要に応じて使用します。また、必要な時にすぐに利用できるように、糖、ビタミン、鉄、銅などを貯蔵します。
  3. 血液の製造と調整:肝臓は胎児期には赤血球を製造します。また、血液の凝固に関与する複数のタンパク質を製造し、血液の凝固と抗凝固のバランスを保ちます。
  4. 胆汁の生成:肝臓は胆汁を生成し、これが脂肪の分解と吸収を助けます。

冬の間に溜め込んだ毒素を体外に排出しようとする働きが高まるため、いつも以上に負担がかかっているとされている春の臓器『肝臓』

春からマクロビオティックの勉強に取り組んでみたい方は、まず肝臓を養うレシピから取り組んでみるのもいいかもしれませんね。

因みにもう一つの春の臓器である胆嚢は肝臓で生成された胆汁を貯蔵して必要に応じて放出するという役割を持っています。
肝臓と胆嚢はこれらの役割を通じて一緒に働き、食物の消化と栄養素の吸収を助けるとともに、体内の毒素の排出を助ける重要な役割を果たしています。

マクロビオティックからみる春の食べ方

春の臓器である肝臓を助けるためには、栄養豊富な食事を摂ることが重要で、特に春野菜はその役割を果たすのに最適な食材です。

以下に、肝臓に良いとされる春野菜を一部まとめてみました。

  1. 春菊:春菊はビタミンA、ビタミンC、カルシウムが豊富で、抗酸化作用があります。これらは肝臓の機能をサポートし、体のデトックスを助けます。
  2. 菜の花:菜の花には硫黄化合物イソチオシアネートという苦み成分があり、肝臓の解毒作用を助けます。またカリウムも豊富です。
  3. たけのこ:たけのこは食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。腸内環境が整うことで肝臓の負担も軽減されます。
  4. ふきのとう:ふきのとうにはカリウムや食物繊維が豊富に含まれており、肝臓の解毒作用を助けます。苦み成分である植物性アルカノイドは腎臓の働きもサポートします。
  5. アスパラガス:アスパラガスに含まれるアミノ酸アスパラギンは、肝臓の解毒作用を助けますを。

これらの春野菜を食事に取り入れることで、肝臓の健康をサポートすることが可能です。

この季節に特有の野菜や食材には、苦みやえぐみが特徴的で、これらは体のデトックスに役立つとされています。

苦みやえぐみは胆汁の分泌を促し、脂肪の分解や消化を助けるので、肝臓の負担が軽減され、体内の老廃物の排出が促されるからです。

SNS上でも意識して摂取されている方が多くいらっしゃるようです。

また食材の選出だけでなく、マクロビオティックでは春におすすめの調理法として陰性の調理法である『蒸す』『ゆでる』『軽く火を通す』などが推奨されています。

味付けも冬は身体を温めてくれる味の濃いものが美味しく感じられていましたが、春は温かくなってくるので、カラダを適度に冷まし、緩めてくれる陰性の力が必要となります。

そういった観点から、少し味付けを控えめにするように心がけることが推奨されています。

春の野菜は、新鮮さと瑞々しさが特徴で、その風味は他の季節では味わうことのできない、一年で最も美味しい期間。

旬の調理法によって引き立てられるのが、旬の味わいです。

春の訪れとともに、これら旬の食材を使った料理を味わうことで、季節の移り変わりを感じ、体と心に活力をもたらしていきたいですよね。

まとめ

2月中旬現在、1日の異常な寒暖差に少し参っている状態です。

日中はもう春が来たのかもしれないというくらい温かいので、3歳息子を公園に連れ出すのも苦では無くなってきましたが、夜や早朝はまだまだ寒い。

インフルやコロナも流行中とのことなので、子供に風邪を引かせないよう気を張り詰めているのも疲れの原因となっているのかもしれません。

子供が熱でうなされている姿を見るのは親として本当に辛いことですからね。

かといって私が倒れれば、我が家は全滅になりかねない。

身体を冷やさないようにしながら、免疫力を高めるために発酵食品を摂り、適度な運動を心掛けたいなと思います。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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