南海トラフ地震に備えよう!必須の防災対策とは

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南海トラフ地震に備えた防災対策

南海トラフ地震は、日本の太平洋沿岸部に甚大な被害をもたらす可能性のある大規模地震です。地震発生時には、電気・水道・ガスなどのライフラインが停止し、物流も途絶える可能性が高いため、事前の備えが重要になります。

ここでは、南海トラフ地震に備えて準備しておきたい防災グッズや対応策について詳しく解説します。

非常用持ち出しバッグの準備

地震発生時に素早く避難できるよう、非常用持ち出しバッグを準備しておくことが重要です。

首相官邸ホームページにも、災害の「備え」チェックリストが公開されています。

これらを参考にして、バッグには以下のような必需品を入れておきましょう。

災害の「備え」チェックリスト
  • 飲料水、食料品(カップ麺/缶詰/ビスケット/チョコレートなど)

カップラーメンが水でも作れるという防災ライフハックは、2021年頃から話題になっています。

非常食に適したカップラーメンは、長期保存性、簡単調理、栄養価の高さなどの特徴があり、災害時の備蓄や日常の非常食としても活用できる優れた選択肢です。

  • 貴重品(預金通帳/印鑑/現金/健康保険証など)

災害時には、ATMが使えなくなったり、電子決済ができなくなる可能性がある為、現金を事前に準備しておく必要があります。

特に小銭の準備は必須です。

避難所や避難先では、自動販売機やコンビニエンスストアなどでの食料や日用品の購入が必要になる可能性があります。釣銭が用意できないケースも想定されますのである程度の準備をしておきましょう。

  • 救急用品(絆創膏/消毒薬/常備薬など)

避難時に「おくすり手帳」の携行が推奨されています。

災害時には、医療機関の混雑や被災などにより、通常の処方箋発行が困難な場合がある為、おくすり手帳を持参していると、処方箋無しで薬を手配してもらえるのだとか。

ただし、災害時の医療支援体制は、自治体や医療機関により異なる為、必ず処方されるとも限りませんので、事前に自治体のホームページなどで、仕組みを確認しておくことをおすすめします。

  • 携帯ラジオ、懐中電灯、予備の電池モバイルバッテリー
  • 防寒着、雨具、タオル、着替え
  • 生活用品(ティッシュ/ウェットティッシュ/生理用品/オムツなど)

そして、車所有者の方は、なるべくガソリンを満タンにしておいてください。

車での避難は道路の寸断や、渋滞などにより困難であることが想定されますが、災害時には停電が発生することがあり、その際に発電機として車を利用することが可能です。

ガソリンの備蓄には細かい規制がある上に、可燃性が高く家庭内での保管は危険なので、専用の保管施設を利用するのが望ましいです。

例えば、携行缶ではなく灯油タンクのようなポリ容器に保管した場合、静電気によってガソリン火災が起きる可能性があります。

災害発生後、ガソリンスタンドの営業が停止したり、燃料供給網が寸断される可能性がありますので事前に準備をしておきましょう。

最低限、これらの必需品を事前に用意しておくことで、地震発生時に素早く避難できるようになります。

1週間分の備蓄

南海トラフ地震では、物流の途絶が長期化する可能性が高いため、1週間分の食料や飲料水、生活必需品を備蓄しておくことをおすすめします。

  • 飲料水: 1人1日2.5~3リットルを目安に
  • 食料: カップ麺、缶詰、乾パン、チョコレートなど、調理不要な食品を中心に1週間分を用意。
  • 生活必需品: 洗面用具、歯ブラシ、タオル、下着、衣類など、避難所生活に必要なものを準備。

これらの備蓄品は、自宅で過ごす場合や避難所で過ごす場合の両方に活用できます。

事前の防災準備において、既に商品が売っていないという状況も多く見られています。

残念なことに不要な買い占めや転売活動が生じているのも事実…。

特に、今回の南海トラフ臨時が2024年8月8日に発表されてから、水が手に入らないという状況が多く見受けられました。

普段から備蓄していると安心なのですが、もう既に手に入らないという場合には、水道水の備蓄も有効なんだそう。

8月現在、常温の保存に抵抗がある場合は、冷凍保存が良いかもしれません。

備蓄しすぎると部屋が狭くなってしまう、動線を塞いでしまい避難経路の確保が難しいなんてことも。

ジップロック保管なら気軽に普段から用意できますし、ビニール製の給水タンクなら常温ですが大容量保管もできるので安心です。

避難生活において不足しがちな栄養素と推奨される備蓄食品

避難所生活では、以下のような栄養素が不足しがちになります。

  • たんぱく質: 肉、魚、卵、乳製品などの不足
  • ビタミン: ビタミンA、ビタミンC、ビタミンBなどの不足
  • ミネラル: カルシウム、鉄分、亜鉛などの不足
  • 食物繊維: 野菜、果物の不足

これらの栄養素が不足すると、感染症のリスクが高まったり、体調不良につながる可能性があります。

そのため、以下のような食品を備蓄しておくことをおすすめします

たんぱく質源

  • 缶詰の魚介類(さば、さんま、ツナなど)
  • 缶詰の肉類(ビーフ、チキンなど)
  • 乾燥大豆製品(豆腐、納豆、味噌など)
  • 粉ミルク、缶詰の牛乳

ビタミン・ミネラル源

  • 缶詰の緑黄色野菜(ほうれん草、にんじんなど)
  • 缶詰の果物(みかん、パイナップルなど)
  • 乾燥野菜(ほうれん草、にんじんなど)
  • 乾燥果物(レーズン、プルーンなど)

中々手に入りずらい「ビタミン」「ミネラル」

サプリメントやプロテインの備蓄もしていた方が良さそうです。

食物繊維源

  • 全粒粉パン
  • 雑穀(玄米、麦、きび、アマランスなど)
  • 乾燥きのこ類

さらに、長期保存が可能な栄養補助食品も備蓄しておくと良いでしょう。

非常食の備蓄においては以下の項目に注意が必要です。

非常食の備蓄において気をつけたいこと

消費期限に注意する

  • 非常食は長期保存を前提としているため、消費期限を確認し、期限切れにならないよう管理する必要があります。

保管場所に気をつける

  • 高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所に保管することが大切です。

ローテーション管理

  • 賞味期限を意識しながら、古いものから順に使用するローテーション管理が重要です。

個人の嗜好に合わせる

食べなれないものばかりだとストレスが溜まってしまい健康被害に繋がる恐れも…。非常食にこだわりすぎず、好きなお菓子などの備蓄も心掛けましょう。

被災経験者のお勧めする非常食などは大変参考になりますので、SNSなどで検索してみるのもオススメ。

自分や家族に合った非常食の備蓄をし、普段から防災意識を高めておく必要があります。

地域の危険性を把握する

自分の住んでいる地域がどの程度の危険性があるかを把握することも重要です。地域の地震ハザードマップを確認したり、自治体の防災情報を確認するなどして、自分の地域の状況を把握しましょう。

因みに我が家はがっつり浸水地域。避難所までに2本も大きな川が…。毎日3歳児を連れてどう非難するか考えています。

  • 地域の地震ハザードマップを確認し、自宅や職場の位置が津波浸水区域や液状化危険区域に含まれているかを確認
  • 自治体の防災情報サイトで、避難所の場所や避難経路を事前に確認しておく

地域の危険性を把握することで、より適切な避難計画を立てることができます。

地震発生時の対応

地震発生時には、まず自身の安全を確保することが最優先です。以下のような対応を心がけましょう。

  • 落ち着いて行動し、まずは身の安全を確保する
  • ガスの元栓を閉め、火災の発生を防ぐ
  • 家具の転倒や落下物に注意し、安全な場所に避難する
  • 避難する際は、非常用持ち出しバッグを持参する
  • 避難所や家族の安否確認を行う
  • ラジオやテレビなどから、正確な情報を収集する

落ち着いて行動し、自身と家族の安全を最優先にすることが重要です。

地震後の生活

地震発生後は、ライフラインの復旧まで時間がかかる可能性があります。そのため、以下のような対応が必要になります。

  • 備蓄した食料や飲料水を活用し、節約して使う
  • 避難所での生活に備え、必要な生活用品を準備する
  • 家族や知人との連絡手段を確保する
  • 地域の助け合いや情報共有に参加する

地震後の生活は不便を伴うことが予想されますが、事前の備えと冷静な対応により、被害を最小限に抑えることができます。

防災教育の重要性

南海トラフ地震に備えるには、個人の防災対策だけでなく、地域全体での取り組みも重要です。地域の防災訓練に参加したり、家族や地域の人々と防災について話し合うなど、防災教育に積極的に取り組むことをおすすめします。

  • 地域の防災訓練に参加し、避難方法や初期消火の方法を学ぶ
  • 家族で防災について話し合い、非常時の行動計画を立てる
  • 地域の防災リーダーと協力し、地域全体での防災活動に参加する

防災教育を通じて、地域全体で南海トラフ地震に備えることが重要です。

地震発生時の被害を最小限に抑えるためには、事前の備えが不可欠です。

まとめ

うちの息子は現在3歳。どこまで防災意識について伝えるべきか、心的ストレスにならないか非常に悩むところです。

幼稚園のママ友に聞いてみたところ、地震というものについては教えているものの、トラウマにならないよう被災映像などは見せていないという方が多かったです。

しかし、幼稚園で避難訓練があったので、息子も地震というワードには敏感になっており、私たちが防災バックを整理したり、備蓄について話していると会話に入ってこようとします。

そこで幼稚園の先生にどういった対応をするのがいいのか聞いてみました。

  1. 年齢に合わせた情報提供
  • 幼児の発達段階に合わせて、簡単な言葉や絵本などを使って、分かりやすく伝える。

Youtubeやニュースなどで被災映像などを見せると不安を抱えてしまう子も…。状況を正確に知るには便利なツールですが、まずはお子さんの年齢に合わせた伝達方法を考えましょう。

  1. 楽しい雰囲気づくり
  • 防災訓練を遊び感覚で行ったり、防災グッズを一緒に作るなど、楽しい活動を通して学ぶ。

命を守る、防災を意識するということが大切。楽しんで取り組んでいても不謹慎なことではないと仰っていました。

  1. 安心感の醸成
  • 親や先生が冷静に対応することで、子どもの不安を和らげる。子どもの気持ちに寄り添い、安心感を与える。
  1. 過度な恐怖心を持たせない
  • 災害の恐ろしさを強調しすぎると、子どもに過度な恐怖心を持たせてしまう可能性があり。適度な情報提供にとどめる。
  1. 肯定的な言葉かけ
  • 「怖いことはない」「大丈夫」といった肯定的な言葉かけをすることで、子どもの不安を和らげる。
  1. 子どもの反応に合わせた対応
  • 子どもの反応を見守り、不安そうな様子の時は寄り添うなど、柔軟に対応することが大切。

大人でも不安ですもんね…。子供には相当なストレスになるはず。防災意識を持たせることは大切ですが、心のケアを大優先にしてくださいとのことです。

このように、幼児の発達段階や心理状態に合わせた丁寧な働きかけが重要なんだそう。

防災意識を高めつつ、心的ストレスを最小限に抑えることが目標に普段から接していきたいと思いました。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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