1月下旬、スーパーに食材の買い出しに行くと、もう新玉ねぎが売り出されていました。
新玉ねぎの旬は春で、特に3月から6月にかけてだと思っていたので少しびっくり。
折角なので、購入してみました。
こちらの新玉ねぎ、産地は静岡とのこと。
調べてみると、国内で一番早く出回るのが1月上旬から出荷される静岡県産の新玉ねぎだそうです。
現在、静岡県の新玉ねぎ「はるたま」が入荷しています🧅日本一早い新玉ねぎの産地といわれています👀新玉ねぎは、水分が多く実が柔らかいです✨生で食べても美味しいです😋北海道産の玉ねぎもまだまだ出荷・販売されています☺️食べ比べてみるのもいいですね。是非、ご賞味ください✨ pic.twitter.com/lkw56hOtje
— 八戸中央青果 (@jounetsushijo) February 24, 2023
「新玉ねぎと玉ねぎ、何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は新玉ねぎと玉ねぎの違いを詳しく解説します。
新玉ねぎと玉ねぎの違いとは
新玉ねぎとは、早く収穫されるタイプの玉ねぎで、水分が多く、甘みが特徴です。
収穫後、すぐに出荷されます。
一方、通年出回っている茶色い皮の玉ねぎ(黄玉ねぎ)は、春に収穫した玉ねぎの表皮を乾燥させて保存性を高めたもの。
辛みが特徴となります。
まず大きな違いは収穫後の処理の仕方ということですね。
栄養価の違い
新玉ねぎと玉ねぎの栄養価にはどのような違いがあるのでしょうか。
新玉ねぎも玉ねぎも栄養成分に特に違いはありません。
どちらもビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などが含まれており栄養豊富。
また、辛みの元になる成分である硫化アリルも豊富に含まれています。
硫化アリルには、消化液の分泌を促進、新陳代謝を盛んにし、血液をサラサラにする働きがあるので、高血圧や糖尿病などの生活習慣病予防に高い効果が期待できると言われています。
その他にもむくみを防止してくれるカリウムや、腸内環境を整えてくれる食物繊維も豊富、強い抗酸化作用も持つのでガン予防にも効果的なのだとか。
#食で健康に #たまねぎ
— がん医療に関する最新情報を収集(株)エス・エス・アイ (@zLBxKTnXwlcO86M) July 20, 2022
たまねぎの驚くべき効果効能
・血液サラサラ、高血圧、糖尿病に良い
・ケルセチンに抗酸化作用ありでがん予防にも
・カリウムはむくみ改善、疲労回復に などhttps://t.co/5ciLDksEEB
嬉しい効果ばかりですね。
ただし、玉ねぎは正しい切り方や調理をしなければ、折角の豊富な栄養素が失われてしまうのはご存じでしょうか?
以下でなるべく栄養を逃さない玉ねぎの処理方法をご説明します。
栄養を逃さない玉ねぎの切り方
タマネギは特に切り方が重要で、切り方次第で健康効果が大きく変わってきます。
いちばんのお勧めは、『みじん切り』
細かく切れば切るほど、血液サラサラ成分であるアリシンが増加します。
タマネギの細胞の中には、硫化アリルという成分と、硫化アリルを分解するアリナーゼという酵素が、バラバラに入っています。
タマネギを細かく切って細胞を壊すと、硫化アリルとアリナーゼが接触し、アリシンを作るのです。
二つめに重要なのは「料理に使う部分」です。
タマネギは、芯や成長点と呼ばれる部分にも、豊富に栄養が含まれています。
みじん切りにしたり、煮込んだりする場合は特に使いやすいと思いますので積極的に使用しましょう。
水にさらすのではなく空気にさらして!
酵素は一般的に熱に弱く、アリナーゼも加熱によって活性を失います。
ですから、タマネギを切ってすぐに加熱すると、アリナーゼが働かず、アリシンを作れなくなってしまいます。
アリシンができるピークは切ってから約10分後。
ですから、その間は調理せず、なるべく空気にさらしておくのがオススメです。
空気にさらすことによって酵素反応が進みます。
また、切ったあとで水にさらすと、水溶性の成分であるアリシンやケルセチンが水に溶け出してしまうので注意。
新玉ねぎのスライス。
— 2525ファーム (@2525_farm) March 30, 2018
正解は水に晒さず、空気に晒す!
水に晒すと、玉ねぎ本来の旨味や栄養まで抜けてしまいます!
“旬”の新玉ねぎ!旨味も栄養も丸ごと味わって頂きたいです!#淡路島 #新玉ねぎ pic.twitter.com/cgAo8TQZY0
水にさらさなくても、空気にさらせば辛みや刺激臭が減少します。
ただし、空気にさらし過ぎるとアリシンが減ってしまいます。
さらす時間は、10~15分を目安にしてください。
とにかく辛みが苦手なんだという方は、アリシン含有量は減少してしまいますが、1時間以上空気にさらしておくと辛みがだいぶ減少しますのでお試しを!
ひと晩おいておくと、ほぼ辛みはゼロになると言われていますが、部屋の中が玉ねぎ臭くなるので冷蔵庫に保管しましょう。
新玉ねぎとたまねぎの保存方法についての違い
新玉ねぎは冷蔵保存がおすすめで、玉ねぎは冷暗所で保存すると長持ちします。
水分の多い新玉ねぎは、普通の玉ねぎよりも日もちしないので早めに使うのが正解。
ポリ袋に入れ、冷蔵庫の冷蔵室で保存を。
通年出回っている玉ねぎは、蒸れると腐りやすくなります。
ネットに入れて乾燥した場所で保存しましょう。
/
— キユーピー公式 (@kewpie_official) March 8, 2021
「新玉ねぎ」と「黄玉ねぎ」
保存方法が違います‼️
\
今が旬の新玉ねぎと、一年中手に入る黄玉ねぎは保存方法が違うことを知っていますか🧐水分の多い新玉ねぎは、冷蔵庫に入れて2~3日で食べるようにしましょう✨#キユーピー野菜豆知識
▼新玉ねぎの基本情報https://t.co/46uh2wz9Sc pic.twitter.com/9TFP9ghCEI
新玉ねぎも玉ねぎもすぐに使い切れない時は、冷凍保存する方法がおすすめです。
冷凍した場合の消費期限はどちらも約1ヵ月が目安。
調理しやすいよう、スライスしたり、みじん切りにして冷凍しておいてください。
まとめ
今回は、『新玉ねぎと玉ねぎの違いとは: 栄養価や正しい処理・保存方法まで』と題してまとめてみました。
実はうちの3歳になる息子は、ネギ、玉ねぎが大の苦手。
料理に使うと、調理中から『玉ねぎの臭いがする』と警戒しています。
しかし、今回購入した静岡産の新玉ねぎ。
大人は折角なので生で楽しみましたが、息子には豚汁にして出したところ
『お汁が甘いね』とグビグビ飲んでくれました。
黄玉ねぎはどんな調理法でもバレてしまうので、新玉ねぎがスーパーに出回っているうちはできるだけ食べてもらおうと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。