【体験談】紫外線アレルギーってこんなに辛い!私の肌がSOSを出す理由と自然派ケアのすすめ

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突然の肌荒れ、猛烈な全身のかゆみ、その原因は「紫外線アレルギー」でした。

元々インドア派だった私、思い起こせば長時間屋外で過ごす体験も学生の頃からあまりしてきませんでした。
しかし1児の母となり、皆さん体験されていると思いますが長時間の公園遊び。

15分やそこらで切り上げられるはずもなく、息子が4歳となった現在、平均で4時間ぐらい公園で過ごすことも…。
そして、ある日から突然、肌がピリピリ、チクチク、そして赤いぶつぶつや強いかゆみに襲われるようになりました。

赤みや発疹だけならまだしも強烈な肌のかゆみを伴う初めての症状。

皮膚科に駆け込むと「紫外線アレルギー」の診断がおりました。

日焼け止めをしっかり塗ってもダメ、長袖を着てもダメ。外出することが怖くなり、せっかくのいいお天気の日でも気分は沈むばかり。そんな日々が続いていました。

でも、諦めたくはない、というか幼児がいる限り、外遊びとは縁が切れない!

病院でお薬を処方していただいてはいますが、症状が治まるまで外に出ないということはできず完治することは中々ありません。

だったら日々の生活から見直し、少しでも症状が悪化しないようにしようと心掛けるようになりました。

本記事では、紫外線アレルギーの基本的な症状、効果的な対策、そして薬物療法に加えて実践可能な自然療法や食生活を通じた緩和策について書いています。
これらの情報が、紫外線アレルギーと向き合い、より快適な日々を送る一助となれば幸いです。

はじめに:紫外線アレルギーと向き合うための基礎知識

近年、紫外線アレルギーに悩む方が増加傾向にあります。これは一般的な日焼けとは異なり、太陽光に含まれる紫外線に対する免疫反応が過敏に働くことで発症する皮膚症状です。
日常生活において、紫外線は避けることのできない要素であるため、その症状に苦しむ方は少なくありません。

1. 紫外線アレルギーとは:その特徴と日焼けとの違い

紫外線アレルギーは、医学的には「光線過敏症」の一種として分類されます。太陽光、特に紫外線に曝露された皮膚が異常な免疫反応を起こし、様々な皮膚症状を引き起こす状態です。

1-1. 紫外線アレルギーのメカニズムと主な症状

紫外線アレルギーは、紫外線が皮膚に作用することで、体内でアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が生成され、これに対して免疫系が過剰に反応することで発症します。この免疫反応によって、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、以下のような症状が現れます。

  • 紅斑(赤み): 紫外線を浴びた部位に境界が不明瞭な赤みが生じます。
  • 掻痒(かゆみ): 非常に強いかゆみを伴うことが多く、掻破によって症状が悪化する可能性があります。
  • 丘疹・小水疱(ぶつぶつ、水ぶくれ): 小さな赤い盛り上がりや水ぶくれが形成されることがあります。
  • 浮腫(腫れ): 患部がむくみ、腫れを伴うことがあります。

これらの症状は、紫外線を浴びてから数分後から数時間後に現れることが一般的です。

1-2. 日焼けと紫外線アレルギーの識別

一般的な日焼けは、紫外線による皮膚細胞の損傷が原因で起こる炎症反応です。皮膚が赤くなり、ヒリヒリ感を伴い、やがて色素沈着(黒くなる)のが特徴です。

一方、紫外線アレルギーは、前述の通り免疫システムが関与するアレルギー反応である点が異なります。そのため、日焼け止めを塗っていても発症する可能性があり、症状も日焼けとは異なるかゆみやぶつぶつが顕著に現れます。

2. 紫外線アレルギー対策:症状発現の抑制

紫外線アレルギーの症状を抑制するためには、紫外線を避けることが最も効果的な対策です。しかし、日常生活において紫外線を完全に避けることは困難であるため、適切な対策を講じることが重要です。

2-1. 物理的遮光による肌保護

肌への直接的な紫外線曝露を避けるための物理的な方法です。

  • 日傘の利用: 紫外線カット率の高い日傘を使用し、直射日光を避けます。
  • 帽子の着用: つばの広い帽子を選ぶことで、顔や首元への紫外線曝露を軽減します。
  • サングラスの着用: UVカット機能付きのサングラスは、目からの紫外線進入を防ぎます。
  • UVカット機能付き衣料の着用: 長袖、長ズボン、アームカバー、手袋などを活用し、肌の露出を最小限に抑えます。衣料品の紫外線保護指数(UPF値)が高いものを選定することが推奨されます。
  • 日陰の利用: 外出時は、可能な限り日陰を選んで移動するように心がけます。
  • 紫外線が強い時間帯の回避: 一日のうちで紫外線量が最も多いとされる午前10時から午後2時頃の外出は、極力避けることが望ましいです。

2-2. 日焼け止めの適切な選択と使用

日焼け止めは紫外線対策の重要な要素ですが、紫外線アレルギーの方にとっては、その成分が刺激となる可能性も考慮する必要があります。

私が使用しているのはこちらの商品。子どもと一緒に使用できるので常備して公園などでも塗りなおせるようにしています。

  • 製品の選定: 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル処方)の製品や、敏感肌向けに開発された低刺激性の製品を選びます。これらは一般的に、酸化チタンや酸化亜鉛を主成分とする紫外線散乱剤を使用しています。
  • SPFとPAの確認: 日常使いであれば、SPF20~30PA++~+++程度の製品で十分な保護効果が期待できます。数値が高いほど肌への負担が増す可能性があるため、用途に応じた選択が重要です。
  • 塗布量と塗布方法: 表示されている効果を得るためには、適切な量をムラなく塗布することが必要です。顔全体でパール粒2個分程度が目安とされます。
  • こまめな塗り直し: 汗や摩擦によって日焼け止めは落ちるため、2~3時間おきに塗り直すことが推奨されます。特に、水辺での活動や発汗量の多い状況下では、ウォータープルーフタイプを選び、より頻繁な塗り直しが必要です。
  • 室内での使用: 窓ガラスを通して紫外線が室内に侵入するため、室内であっても日当たりの良い場所にいる場合は日焼け止めの使用を検討します。

3. 紫外線アレルギー症状の緩和と自然療法

万が一症状が現れた場合でも、適切な処置を行うことで症状の悪化を防ぎ、緩和に繋げることができます。

3-1. 症状発現時の応急処置

  • 冷却: 症状が出ている部位を冷たいタオルや保冷剤で冷やします。これにより、炎症を鎮め、掻痒感を軽減する効果が期待できます。
  • 清潔保持と保湿: 汗や汚れは刺激となるため、刺激の少ない洗浄剤で優しく洗い流し、清潔な状態を保ちます。その後、低刺激性の保湿剤を塗布し、皮膚のバリア機能を維持します。
  • 掻破の回避: かゆみがあっても、掻きむしる行為は症状を悪化させ、二次的な皮膚トラブルを引き起こす可能性があるため避けるべきです。冷却や薬剤の塗布で対処します。

3-2. 食事による体質改善と腸内環境の重要性

体の内側からのケアも、紫外線アレルギーの症状緩和や体質改善に寄与すると考えられます。特に、腸内環境は免疫機能と密接に関連しており、その改善がアレルギー体質の緩和に繋がる可能性があります。

  • 抗酸化作用を持つ食材: 紫外線によって体内で生成される活性酸素は、アレルギー反応を悪化させる一因となり得ます。そのため、活性酸素の働きを抑制する抗酸化物質を豊富に含む食材の摂取が推奨されます。
    • ビタミンC: パプリカ、ブロッコリー、キウイ、イチゴ、柑橘類など。
    • ビタミンE: ナッツ類、アボカド、かぼちゃなど。
    • ポリフェノール: ブルーベリー、緑茶、ココアなど。
    • リコピン: トマト(加熱することで吸収率が向上します)。
    • β-カロテン: にんじん、ほうれん草など。
  • 抗炎症作用を持つ食材: 体内の炎症を鎮める作用を持つ栄養素も有効です。
    • オメガ3脂肪酸: サバ、イワシ、サンマなどの青魚、アマニ油、えごま油、くるみなど。
  • 腸内環境を整える食材(マクロビオティックの視点): 腸内には体全体の免疫細胞の約7割が存在すると言われており、腸内環境の改善は免疫バランスの調整に繋がり、アレルギー症状の緩和に寄与する可能性があります。
    • 発酵食品: ヨーグルト、納豆、味噌、漬物、甘酒など。腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラを整えます。
    • 食物繊維: 野菜、きのこ類、海藻類、玄米、豆類など。腸内の老廃物の排出を促進し、善玉菌の活動をサポートします。
    • 「まごわやさしい」の原則: 「豆類、ごま(種実類)、わかめ(海藻類)、野菜、魚、しいたけ(きのこ類)、いも類」をバランス良く摂取することは、自然と腸内環境を整え、栄養バランスの取れた食生活に繋がります。

3-3. 自然療法による緩和:ハーブとアロマテラピー

薬物療法に加えて、自然由来の成分を用いたケアも、症状緩和やリラックス効果に役立つ可能性があります。

  • ハーブティー:
    • カモミール: 鎮静作用や抗炎症作用が期待でき、内服または冷湿布として患部に用いることができます。
    • ルイボスティー: 抗酸化作用や抗アレルギー作用が報告されており、カフェインを含まないため就寝前でも摂取可能です。
  • アロマテラピー: エッセンシャルオイルを使用する際は、必ずキャリアオイルで希釈し、パッチテストを行ってから使用してください。
    • ラベンダー: 鎮静作用があり、掻痒感の軽減やリラックス効果が期待できます。
    • ティーツリー: 抗菌作用や抗炎症作用が報告されており、皮膚のぶつぶつに対するケアに利用されることがあります。
    • アロエベラジェル: 鎮静作用、抗炎症作用、保湿作用があり、紫外線による肌のダメージケアに有効です。

【留意事項】 自然療法はあくまで補助的なケアであり、症状が重い場合や改善が見られない場合は、速やかに医療機関を受診し、専門医の診断と指導を受けることが重要です。妊娠中の方や基礎疾患をお持ちの方は、使用前に医師や専門家にご相談ください。

4. まとめ:紫外線アレルギーとの賢い付き合い方

紫外線アレルギーは、日常生活において不便や不快感を伴う症状ですが、適切な知識と対策を講じることで、その影響を最小限に抑えることが可能です。

本記事で提示した、物理的遮光、適切な日焼け止めの使用、そして食生活の見直しや自然療法といった多角的なアプローチは、紫外線アレルギーと向き合い、より快適な生活を送るための有効な手段となり得ます。

ご自身の症状に合わせた対策を見つけ、実践することで、紫外線アレルギーの不安を軽減し、穏やかな日々を送ることを目指しましょう。

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